今昔物語
今は昔、塩釜FCには影となり日向となって手伝ってくれる方々がいた。
近所の牛乳販売店のナベちゃん。サッカーとは何の関係も無く、ただ近所の住人で、我が家のお友達。三十五年前に喫茶店をしていた時からのお客さんで、毎日通って来てくれているうちに、サッカー中心の会話に入りこみ、ついには、手伝ってくれるようになっていた。何の手伝いだと思う?
大会が終った後のゴミ処理が、ナベちゃんのボランティア仕事。試合が終わると何処からともなく現れ、軽自動車にゴミをつめこみ、何処かへ去っていく。月光仮面のようなナベちゃん。学校のゴールポストが壊れると、だまって修理してくれる。自分の口からやったとは絶対言わない。
感謝!感謝!
大型免許をとって、遠征試合のマイクロバスの送迎時など、大活躍をしてくれる福原さん。息子の大助君が卒業してから、何か手伝いたいと塩釜FCのスタッフに入り、何かとお世話になっている。
これまた三十年以上の付き合いの牧場。牧場とはあだ名である。牧場を経営しているためについたわかりやすいニックネーム。芝生の管理で手が足りない時に、自分の牧場で使う大きな機械を運んできて手伝ってくれる。一時間以上かかる仕事が、機械を借りるとものの十分で終る。何とも心強い。
この他にも多くの方々にお世話になり塩釜FCは育ててもらっている。